口下手を直すことは可能か【口下手を直す訓練法】 |
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「私は口下手で」と悩んでいる人は決して少なくありませんが、そもそも口下手とそうでない人の違いはなんでしょうか?
話し方教室の講師の中には、「その違いはない」と言い切る人もいます。「自分の言いたいことを、どんなシーンでも話せる人はごく一握りしか存在せず、ある意味、ほとんどの人が口下手」というのがその先生の主張。「口下手を直すには、話し方を変えるのではなく、苦手意識をなくせばいい」というのです。
確かに、少人数での会話では雄弁に話せる人が、大勢の前に立つと、まるで別人のようにたどたどしい話し方になってしまったり、特定の人の前で、何も言えなくなったりするシーンを見かけます。
つまり、口下手かどうかは、自分が「話が苦手だ」と思っていることから発生する思い込みで、口下手を直すには、その思い込みをなくすことが大切なのかもしれません。
口数が多ければいいというものではない
とはいえ、口下手を直したいと思っている人に、「それは思い込みに過ぎない」といっても、何の解決にもなりません。自分で、「口下手が直った」と思えるように方向付けることが大切です。
口下手だと思っている人は、話がうまい人を見て、雄弁に話さなければ物事や意見が伝わらないと思っている傾向が強くあります。確かにスピーチや演説が上手な人はいますが、だからと言って、その人たちが皆、聞いている人全員の心を打っているかと言えば、疑問が残ります。
例えば政治家の中には、討論がうまい人がいます。テレビなどで公開討論会をすると、誰よりもたくさんの発言をしますが、実際にテレビが終わってみて、「あの人の発言に賛同する」と思うのは、別の人ということが多いのではないでしょうか。大切なのは、誰よりもたくさん話をしたり、上手に話をしたりすることではないのです。
うまく話そうと思うあまり、「変な話し方だと思われたらどうしよう」「何とか上手に話さなくては」と自分にプレッシャーをかけることが口下手を直すことの最大の弊害です。まずはその思い込みから脱するようにしましょう。
最大のポイントは慣れ
以上のことを自分に言い聞かせ、次にやるべき口下手を直すコツは、“慣れ”です。いきなり大勢の前で話をするのは確かに難しいかもしれません。聞く人の数が多ければ、それだけ緊張も倍増してしまいます。
でもだからこそ、少人数での会議の中では、自ら発言し、慣れていくことが大切です。聞き役に回っていた人も、ぜひ積極的に発言してみてください。「意外に伝わっているのだな」と自覚するまで、そう長い時間はかからないはずです。口下手を直すのは、テクニックではなく心がけです。